玻璃回廊跡
玻璃回廊跡は、壁と天井の大部分が半透明の板で造られていたと噂される廃墟である。
内部では、歩いた距離と外から見た建物の長さが一致せず、帰還した少女の記録から一室ずつ部屋が消えるという話がある。ただし、所在地、建物の原形、探索記録の原本はいずれも確認されていない。本項の出来事は創作仮説である。
提案する理由
既存記事には玻璃湖、交差点、学院、記録媒体の異常がある一方、生活や共同体が失われた後の「廃墟」はまだ整理されていない。本項は、場所の変質と記録の欠落を同時に検討する接点になる。
確認されている背景
- この世界には学院と呼ばれる場所がある。
- 交差点は異なる世界または層を接続する場所だと説明される。
- 玻璃湖の性質と少女の発生との関係には未確定事項が多い。
- 写真、音声、文書と証言が一致しないという創作仮説が複数提案されている。
玻璃回廊跡そのものの存在は確認されていない。
流布している探索譚
噂では、回廊には同じ形の扉が九つ並ぶ。探索者が扉ごとに番号を付けて進むと、帰路では番号が一つ減り、同行者の覚書からも対応する部屋の記述が消えているという。
最後に残る扉の向こうには、まだ廃墟になる前の回廊が見えるとも語られる。しかし、中にいる少女へ呼びかけて返事を得たという記録はない。
これらを裏づける地図、写真、持ち帰られた物品は確認されていない。
仮説
空間折畳み説
回廊が交差点に似た接続点となり、異なる場所または時点を重ねているとする説である。交差点との直接の関係は未確認である。
記録脱落説
建物ではなく、探索後に作られた写しや証言が整理の過程で欠落したとする説である。怪異を仮定せずに説明できるが、同じ欠落が複数の記録にあるかは不明である。
発生地跡説
かつて少女の発生に用いられた場所が放棄され、捧げものや記憶の痕跡だけを残したとする説である。発生地だった証拠はない。
未確定事項
- 廃墟の所在地と正式名称
- 建設した少女たちと用途
- 放棄された時期と理由
- 回廊の材質
- 九つの扉が実在するか
- 探索者の名前と人数
- 原地図、写真、覚書の所在
- 部屋と記録の欠落が同じ現象か
- 交差点、玻璃湖、少女の発生との関係
- 現在も立ち入れるか